精密検査と緊急検査について

日本臨床検査医学会では、基本的検査というものを提案しているそうです。

問診の情報と診察所見に加えて基本的検査を踏まえて総合的に評価をするそうです。どの系統・臓器の病気を推定して、仮の診断をつけるそうです。それから患者の問題を明確にして、精密検査あるいは二次的検査を行うそうです。

このようにすることで、精密検査の段階で、病気とか臓器にあるていど、的を絞れるということになるそうです。

緊急検査は、腹痛、胸痛、頭痛、呼吸障害、意識障害などの症状があるときなど、救急的な対処が必要な場合に行われるそうです。生命の維持が重点におかれるそうです。そして治療がすぐに始められるようにするそうです。

検査内容として、基本検査と同じものもかなりあるそうです。また、症状によっても特殊な検査が行われたりするそうです。呼吸障害のときの動脈血液ガス分析のようなものはその一例です。定期検診や人間ドックでは、基本検査がベースとなります。

特色をだすために適宜、精密検査を取り入れているケースもあるそうです。

たとえば腫瘍マーカー検査などは、基本的な検査ではないそうですが、人間ドックでは取り入れたりすることもあるそうです。選択性になっているそうなので、内容を確認して、受けたい検査をえらぶといいそうです。

基本的検査は、いつでもどこでも必要な検査といえるそうで、尿検査(蛋白、糖、潜血)、血液検査(白血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリット、赤血球数、赤血球恒数)、CRP、血液化学検査(血清総蛋白濃度、アルブミン[アルブミン・グロブリン比]があるそうです。

入院したときに受ける基本的検査というのは、尿検査、血液検査、科学検査、糞便検査、血清検査、胸部単純X線撮影、腹部超音波検査、心電図検査となるそうです。