CRP(C-反応性たんぱく)とは、体内で炎症反応や組織の破壊が起きた際に、肝臓での産生が高まり、血中に増えるたんぱくの1種です。元来は、肺炎球菌のC多糖体に沈降反応を示す血清たんぱくとして知られていました。
CRPの肝臓での産生量は炎症反応の強さに相関する為、血清中のCRPを炎症反応の指標とする事が出来るのです。実際、血沈亢進の原因となるフィブリノゲンもCRPと共に急性期相たんぱく質として同じように増減します。
また、心筋梗塞など組織が破壊された時にもCRPは高値となります。CRPの異常高値によって、感染症や様々な炎症性疾患などの存在が分かります。
関節リウマチなどの膠原病などでも高値になります。ただ、どの臓器・部位に病巣があるのかは、この検査だけからは不明です。