痛風は、重症化すると関節の破壊や腎障害が進行していきます。また、動脈硬化の原因ともなり、冠動脈疾患や脳血管疾患などのリスクは高まります。治療により血中尿酸値が抑えられれば、痛風発作や腎障害は予防が可能です。治療は痛風発作と高尿酸血症の治療に分けます。前兆がある場合には、薬剤で発作を予防できます。しかし発作時にはすぐに薬剤で急激に血中尿酸値を下げようとするのではなく、まず薬剤で炎症の改善を図っていきます。高尿酸血症に対しては、生活習慣を見直しつつ薬剤を用いて血中尿酸値を正常値に保てるようにします。プリン体の含有量の多い食品や肉類を出来るだけ避けて、適度な運動を心がけるように生活習慣の改善も行っていきます。